自然素材の光でつくる、ボヘミアンな灯りの選び方
ラタンやマクラメを使ったボヘミアン照明は、部屋に自然な温もりとリラックス感を加えてくれます。一方で、デザインだけで選ぶと「網目の影が強すぎる」「思ったより暗い」「サイズが大きすぎる」「天井に取り付けられない」と後悔することがあります。
ボヘミアン照明を心地よく取り入れるには、素材だけでなく、光の広がり方、必要な明るさ、サイズ、吊るす高さまで確認することが大切です。この記事では、ラタンやマクラメ照明の違い、眩しさを防ぐ電球の選び方、ダイニングに合うサイズ、賃貸での取り付け条件まで分かりやすく解説します。
目次
ボヘミアン照明は素材と影の出方で選ぶ
ボヘミアン照明には、ラタン、マクラメ、ジュート、ウッドビーズなど、さまざまな自然素材が使われています。素材によって光の通り方や影の出方が異なるため、見た目だけでなく、点灯した時の印象も確認しましょう。
抜け感と陰影を楽しむならラタンを選ぶ
ラタンとは、籐を編んで作る自然素材です。編み目の隙間から光が広がるため、壁や天井に網目状の影が映ることがあります。
視線がシェードの向こう側へ抜けるので、大きめの照明でも圧迫感が出にくいのが魅力です。
- 編み目が大きい:光と影がはっきり出やすい
- 編み目が細かい:光がやわらかく広がりやすい
- 内布付き:網目の影を抑えやすい
リビングやダイニングで陰影を楽しみたい場合は、編み目が開いたタイプが向いています。寝室など落ち着いて過ごしたい場所では、内側に布が張られたインナーシェード付きを選ぶと、影をやわらかくできます。
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やわらかい雰囲気ならマクラメを選ぶ
マクラメとは、ひもを結んで模様を作る装飾技法です。ラタンよりも光を遮りやすく、ひもの隙間から穏やかな光が漏れるため、やさしい雰囲気を作れます。
白やアイボリーのマクラメ照明は、白い壁や明るい木製家具にもなじみやすく、寝室やリラックススペースにおすすめです。
ただし、光が遮られる分、ペンダントライトだけでは部屋全体が暗く感じることがあります。フロアライトやテーブルランプを組み合わせる前提で選ぶと安心です。
強い影は作業場所からずらす
ラタンなどの編み目から生まれる影は、ボヘミアン照明ならではの魅力です。一方で、読書や勉強をする場所に強い影が落ちると、文字や手元が見えにくくなることがあります。
影を楽しむ照明は、次のような場所に配置するのがおすすめです。
- ソファ横
- 部屋のコーナー
- 観葉植物の上
- サイドテーブルの上
- くつろぎ用のスペース
ダイニングやデスクの上に吊るす場合は、内布付きや編み目の細かいシェードを選びましょう。
家具と木の色をそろえる
自然素材の照明は、家具の木の色と合わせると空間がまとまりやすくなります。完全に同じ色にする必要はありませんが、木の明るさや赤みを近づけるのがポイントです。
- オークや白木の家具:明るいラタン・ウッドビーズ
- ウォールナットの家具:濃いブラウンのラタン
- 赤みのある家具:チークやチェリー系
- 白い家具:ナチュラル色・白いマクラメ
照明を家具になじませたい場合は同系色、空間のアクセントにしたい場合は少し明暗差をつけましょう。
暗さと眩しさは電球と多灯照明で防ぐ
ラタンやマクラメのシェードは、電球が出す光の一部を遮ります。そのため、電球の明るさだけを見て選ぶと、実際に設置した時に暗く感じることがあります。
ボヘミアン照明は、1灯だけで部屋全体を照らすのではなく、複数の光を組み合わせると使いやすくなります。
明るさは部屋全体の合計で考える
ルーメンとは、照明器具が出す光の量を表す単位です。部屋の主照明として使う場合は、シェードから漏れる光だけでなく、部屋全体の合計ルーメンを確認しましょう。
一般的な明るさの目安は次のとおりです。
- 6畳:約2700〜3700lm
- 8畳:約3300〜4300lm
- 10畳:約3900〜4900lm
必要な明るさは、壁や床の色、窓の大きさ、過ごし方によって変わります。シェードの隙間が少ない場合や、濃い色の家具が多い部屋では、少し明るめに調整しましょう。
ただし、照明器具に指定された対応ワット数を超える電球は使用できません。
一室多灯で部屋の暗さを補う
ボヘミアンペンダントライト1灯だけで部屋全体を照らそうとすると、電球が明るすぎて眩しくなることがあります。暗い部分は、フロアライトやテーブルランプで補いましょう。
複数の照明を分散して置く方法を、一室多灯といいます。
- ペンダントライト:テーブルや部屋の中心を照らす
- フロアライト:壁や部屋の隅を照らす
- テーブルランプ:手元や飾り棚を照らす
- ブラケットライト:壁面に奥行きを作る
部屋の対角線上に照明を配置すると、光が一か所に偏らず、空間に立体感が生まれます。
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眩しさを抑えるならフロスト電球を選ぶ
編み目が大きいシェードでは、隙間から電球が直接見えることがあります。電球の光が目に入り、不快に感じる眩しさをグレアといいます。
グレアを防ぐには、表面が乳白色になったフロスト電球がおすすめです。フロスト電球は光をやわらかく拡散するため、ラタンの陰影を残しながら、目に刺さるような眩しさを抑えられます。
次のような方法も効果的です。
- 電球が奥に隠れる深いシェードを選ぶ
- 内布付きのシェードを選ぶ
- 調光機能付きの電球を使う
- 照明を目線から少し外して配置する
光の色は2700K〜3000Kが合わせやすい
ボヘミアンインテリアには、温かみのある電球色がよく合います。おすすめは2700K〜3000Kです。
K、ケルビンとは、光の色味を表す単位です。数値が低いほどオレンジ色に近く、数値が高いほど白っぽくなります。
- 2700K:温かく落ち着いた光
- 3000K:温かさを残した自然な光
- 3500K:白さのある温白色
ラタン、木、ジュートなどの自然素材をやわらかく見せたい場合は、2700K〜3000Kが使いやすいです。また、家具や小物の色を自然に見せたい場合は、Ra90以上の高演色LEDを選ぶとよいでしょう。
サイズと吊るす高さは設置場所に合わせる
ボヘミアン照明は、ラタンやマクラメの広がりによって、実際の寸法以上に大きく見えることがあります。購入前にシェードの直径、縦の長さ、コードを含めた全高を確認しましょう。
ダイニングではテーブル幅の3分の1〜半分を目安にする
ダイニングテーブルの上に1灯吊るす場合は、シェード直径をテーブル幅の3分の1〜半分程度にすると、バランスを取りやすくなります。
- 幅90cmのテーブル:直径30〜45cm前後
- 幅120cmのテーブル:直径40〜60cm前後
- 幅150cmのテーブル:直径50〜75cm前後
- 幅180cmのテーブル:直径60〜90cm前後
ボヘミアン照明は素材が軽やかに見えるため、大きめを選びやすい一方、縦長の房飾りやフリンジがあると圧迫感が出ることがあります。迷った場合は、新聞紙や模造紙で実寸を再現して確認しましょう。
小さな照明は複数灯でバランスを取る
直径15〜25cm程度の小さなペンダントライトは、広いテーブルに1灯だけでは物足りなく見えることがあります。小ぶりな照明を使いたい場合は、2〜3灯を並べる方法がおすすめです。
複数灯を吊るす時は、照明同士の間隔を均等にし、テーブルの中央にまとまるように配置しましょう。簡易取付式のダクトレールを使うと、位置や間隔を調整しやすくなります。
ダイニングでは天板から60〜80cmに吊るす
ダイニングテーブルの上では、天板から照明の下端まで60〜80cmを目安にしましょう。適度に低く吊るすと、テーブル面に光が集まり、料理や食器をきれいに見せられます。
高すぎると照明の存在感が弱くなり、低すぎると向かいの人の顔が隠れたり、眩しく感じたりすることがあります。
- 電球が直接目に入らない
- 向かいの人の顔を遮らない
- 立ち上がった時にぶつからない
- テーブル全体に光が届く
実際に椅子へ座り、見え方を確認しながら調整しましょう。
人が通る場所では床から190cm以上を確保する
リビングの中央や通路など、人が照明の下を通る場所では、照明の下端を床から190cm以上にするのがひとつの目安です。家族に背の高い人がいる場合は、その身長に余裕を加えて高さを決めましょう。
天井高が240cmで、床から190cmを確保する場合、天井から照明の下端まで使える長さは約50cmです。商品ページでは、コードだけでなく、シェードを含めた全高を確認してください。
コードを切らずに長さ調整できると便利
コードが長すぎる場合は、コードリールやコードアジャスターで調整できます。余ったコードを外側で束ねると生活感が出るため、シーリングカップの中に収納できるタイプもおすすめです。
- コードリールで巻き取れる
- コードアジャスターが使える
- シーリングカップ内に収納できる
- コードを切らずに再調整できる
模様替えや引っ越し後も使いたい場合は、コードを切断せず調整できる照明を選びましょう。
26ヶ国、240ブランド取扱い|最新トレンド照明のEL JEWEL LIGHTING
理想のボヘミアン照明を選ぶには、素材やデザインだけでなく、サイズ、光の広がり方、取り付け条件まで比較することが大切です。EL JEWEL LIGHTINGでは、世界26ヶ国、240ブランドの照明を取り扱っており、自然素材を使ったデザイン照明も幅広くご提案しています。
ラタンやウッドビーズを使ったペンダントライト、空間の主役になる大型照明、コンパクトな部屋にも合わせやすい小型照明など、設置場所に合わせて選びやすいのが特徴です。量販店の限られた選択肢で妥協する前に、カタログで理想のボヘミアン空間に合う照明を探してみてください。
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賃貸では天井器具と重量を確認する
賃貸でボヘミアン照明を取り付ける場合は、天井に大きな加工をせずに設置できるかを確認しましょう。引掛シーリング対応の商品なら、電気工事をせずに取り付けられる場合があります。
ただし、照明の重量だけで安全性を判断せず、商品ごとの取り付け条件も確認することが大切です。
照明本体と取り付け部品の総重量を確認する
ラタンやマクラメは比較的軽い素材ですが、天然木、金属、ガラスなどが組み合わされると重くなる場合があります。
購入前には、次の項目を確認してください。
- 照明本体の重量
- 電球を含めた総重量
- ダクトレールと照明の合計重量
- 天井器具の耐荷重
- 天井補強の必要性
一般的に5kgがひとつの目安として示されることがありますが、実際の耐荷重は天井器具の種類や取り付け状態によって異なります。5kg未満なら必ず安全という意味ではないため、商品の説明書と天井器具の仕様を優先しましょう。
不明な場合は、管理会社、メーカー、照明専門店へ確認してください。
ダクトレールでは照明の合計重量を確認する
簡易取付式のダクトレールを使えば、天井に大きな工事をせず、複数の小型照明を吊るせる場合があります。ただし、照明1灯の重さだけでなく、ダクトレール本体とすべての照明を合わせた総重量を確認する必要があります。
また、取り付けられる照明の数や1灯あたりの重量にも制限があります。必ずダクトレールの取扱説明書に記載された範囲内で使用しましょう。
天然素材はやさしくホコリを払う
ラタン、マクラメ、ジュートなどの天然素材は、網目や繊維の間にホコリがたまりやすい特徴があります。ホコリがたまると素材がくすんで見え、光も暗く感じられることがあります。定期的に軽く掃除し、美しい状態を保ちましょう。
ダスターや柔らかいブラシで掃除する
普段の手入れは、柔らかいダスターやハンディモップでホコリを払う程度で十分です。月に1〜2回を目安に、シェードの上から下へやさしく掃除しましょう。細かな網目にホコリが入った場合は、柔らかいブラシを使うと取り除きやすくなります。
- 普段の掃除:柔らかいダスター
- 細かな網目:柔らかいブラシ
- 高い場所:柄の長いハンディモップ
- 掃除する時:電源を切り、電球が冷めてから行う
強くこすると編み目が変形したり、繊維が毛羽立ったりすることがあるため注意しましょう。
水拭きは取扱説明を確認してから行う
天然素材は水分によって、シミ、変色、カビ、変形が起こることがあります。そのため、基本の手入れは乾いた状態で行うのがおすすめです。ただし、すべての製品が水拭き禁止とは限りません。
汚れが付いた場合は、メーカーの取扱説明を確認し、許可されている場合のみ、固く絞った布で軽く拭きましょう。濡れた状態のまま放置せず、風通しのよい場所でしっかり乾燥させることも大切です。
まとめ|素材・明るさ・サイズを確認してボヘミアン照明を選ぶ
ボヘミアン照明は、ラタン、マクラメ、ウッドビーズなどの自然素材を使い、部屋に温かみとリラックス感を加えてくれます。はっきりした陰影と抜け感を楽しみたい場合はラタン、やわらかい光を重視する場合はマクラメが向いています。
網目の影が気になる場合は、内布付きのシェードや編み目の細かいデザインを選びましょう。部屋の暗さを防ぐには、ペンダントライト1灯だけで照らそうとせず、フロアライトやテーブルランプを組み合わせるのがおすすめです。
賃貸では、引掛シーリングに対応しているか、照明と取り付け部品の総重量が天井器具の耐荷重を超えていないかも確認しましょう。
迷った時は、次の順番で確認してください。
- ラタンとマクラメの光の違いを確認する
- 強い影が作業場所に落ちないか考える
- 家具と自然素材の色のトーンを合わせる
- 部屋全体で必要なルーメン数を確認する
- 眩しさを抑えるフロスト電球を選ぶ
- 光の色は2700K〜3000Kを目安にする
- シェード直径をテーブル幅の3分の1〜半分にする
- ダイニングでは天板から60〜80cmに吊るす
- 引掛シーリングの形と耐荷重を確認する
- 天然素材は乾いた状態でやさしく手入れする
このポイントを押さえれば、暗さや眩しさ、取り付けの失敗を防ぎながら、自然素材の温もりを感じるボヘミアン空間を作りやすくなります。