飾り棚をギャラリーのように見せる、コレクション照明の選び方
大切なコレクションを飾り棚に並べたのに、「暗くて見栄えが悪い」と感じていませんか。フィギュア、香水、ガラス雑貨、陶器、本、アート小物などは、照明を足すだけで見え方が大きく変わります。お店のショーケースのように見せたいなら、飾り棚に合う照明を選び、光源や配線を目立たせないことが大切です。
ただし、安いテープライトをそのまま貼ると、LEDの粒が見えて安っぽく見えたり、光が強すぎて白飛びしたり、配線が目立って生活感が出たりすることがあります。この記事では、飾り棚をギャラリーのように見せる照明の選び方、素材に合わせた光の色、棚板に合わせた配置、眩しさを防ぐ貼り方まで分かりやすく解説します。
目次
飾り棚の照明は光源を見せないことが大切
飾り棚を高見えさせるには、照明そのものを目立たせるより、光だけをきれいに見せることが大切です。LEDの粒やコードが見えていると、せっかくのコレクションも安っぽく見えやすくなります。まずは、光がなめらかに見える照明を選びましょう。
LEDの粒を隠すなら乳白カバー付きを選ぶ
飾り棚にテープライトを使う場合は、乳白色のカバー付きがおすすめです。テープライトとは、細長いリボン状のLED照明のことです。棚の裏や棚板の下に貼りやすく、後付けしやすいのが特徴です。
ただし、LEDがむき出しのタイプは、点々とした光の粒が見えることがあります。この粒が見えると、棚全体が少し安っぽく見えやすくなります。乳白色のシリコンチューブやカバー付きのタイプを選ぶと、光がやわらかく拡散され、一本のなめらかな光に見えやすくなります。
- 避けたいもの:LEDの粒がそのまま見えるテープライト
- おすすめ:乳白カバー付き・シリコンチューブ付き・ネオンタイプ
ホテルやショップのような見え方にしたいなら、光源を直接見せない工夫が大切です。
コレクションを守るならLED照明を選ぶ
本、フィギュア、ポスター、香水、ドライフラワーなどは、光や熱の影響を受けることがあります。大切なコレクションを長くきれいに飾りたいなら、LED照明を選びましょう。
LEDは、白熱球やハロゲンランプに比べて熱を持ちにくく、紫外線や赤外線の放出も少ないため、展示用に使いやすい光源です。商品仕様に「UVカット」「紫外線が少ない」「赤外線が少ない」などの記載があると、より安心です。
特に、色褪せが気になる本やフィギュアを飾る場合は見た目だけでなく、保護の視点でも照明を選びましょう。
白飛びを防ぐなら調光機能付きを選ぶ
棚の中は、照明とコレクションの距離が近くなります。そのため、明るすぎるライトを使うと、フィギュアの顔やガラスの表面が白く飛んで見えることがあります。白飛びを防ぐには、調光機能付きの照明を選ぶのがおすすめです。
調光機能とは、明るさを変えられる機能のことです。リモコンやスイッチで明るさを調整できるタイプなら、飾るものに合わせて光量を抑えられます。
- 明るく見せたい時:少し強め
- 夜に眺めたい時:弱め
- フィギュアや香水:白飛びしない程度に調整
- ガラス雑貨:反射を見ながら調整
飾るものの色や素材に合わせて明るさを調整すると、立体感が出やすくなります。
長時間点灯ならコンセント式かUSB給電式を選ぶ
飾り棚の照明は、使い方に合わせて電源タイプを選びましょう。毎日長時間点灯させたい場合は、コンセント式やUSB給電式が向いています。電池式や充電式は手軽ですが、長時間使うと充電や電池交換が面倒になることがあります。
- 毎日長く点ける:コンセント式・USB給電式
- 来客時だけ点ける:充電式
- 近づいた時だけ点ける:人感センサー付き
- 配線を見せたくない:充電式
使う頻度やコンセントの位置を確認してから選ぶと、日常的に使いやすくなります。
飾るものに合わせて光の色を選ぶ
コレクションをきれいに見せるには、光の色も大切です。同じ飾り棚でも、木製雑貨を飾るのか、ガラスやフィギュアを飾るのかで、合う色温度が変わります。
色温度とは、光の色味を表す数値です。K、ケルビンという単位で表され、数値が低いほどオレンジ色に近く、数値が高いほど白っぽい光になります。
木製雑貨や陶器には電球色が合う
木製オブジェ、陶器、アンティーク小物、観葉植物などには、温かみのある電球色がよく合います。目安は2700K〜3000Kです。
オレンジがかった光が、木目や陶器の凹凸をやわらかく見せてくれます。北欧雑貨やナチュラル系の小物を飾る場合も、電球色を使うと落ち着いた雰囲気になります。
- 木製オブジェ:2700K〜3000K
- 陶器:2700K〜3000K
- 観葉植物:2700K〜3000K
- アンティーク小物:2700K〜3000K
自然素材を飾る棚では、低めのケルビン数を選ぶと空間になじみやすくなります。
ガラスやフィギュアには白色〜昼白色が合う
ガラス、アクリル、フィギュア、香水瓶などには、すっきりした白色系の光が合います。目安は4000K〜5000Kです。
白色系の光は、透明感や輪郭をはっきり見せやすく、ガラスやアクリルのシャープな印象を引き出せます。フィギュアの細かな色や塗装を見せたい場合も、白色〜昼白色が使いやすいです。
- ガラス雑貨:4000K〜5000K
- アクリル小物:4000K〜5000K
- フィギュア:4000K〜5000K
- 香水瓶:4000K前後
透明感を出したい棚では、少し白っぽい光を選ぶと見栄えが良くなります。
飾るものを変えるなら調色機能付きが便利
季節ごとに飾るものを変える場合は、調色機能付きの照明が便利です。調色機能とは、光の色を変えられる機能のことです。たとえば、木製雑貨を飾る時は電球色、ガラス雑貨を飾る時は白色に切り替えられます。
- 木製・陶器・植物:電球色
- ガラス・アクリル:白色
- フィギュア:白色〜昼白色
- 季節ごとに変える棚:調色機能付き
一つの棚でいろいろなコレクションを飾る場合は、調光・調色できるタイプを選ぶと失敗しにくくなります。
棚板の素材に合わせて照明の位置を決める
飾り棚の照明は、棚板の素材によって配置の考え方が変わります。木製の棚とガラス棚では、光の通り方が違うためです。棚全体をきれいに見せたいなら、棚板が光を通すかどうかを確認しましょう。
木製棚は各段に照明を付ける
木製棚やスチール棚のように、光を通さない棚板の場合は、各段に照明を付けるのが基本です。最上段だけにライトを付けても、下の段には光が届きません。そのため、下段が暗くなり、せっかく飾ったものが見えにくくなることがあります。
- 木製棚では、各段の棚板の裏にテープライトやバーライトを設置しましょう。
- 木製棚:各段に照明を付ける
- スチール棚:各段に照明を付ける
- 不透明な棚板:段ごとに光源が必要
段ごとに光を入れることで、棚全体にリズムが生まれ、ショップのような見え方になります。
ガラス棚は上からの光を活かす
ガラス棚板の場合は、光が下の段まで通りやすくなります。そのため、上部にダウンライトやバーライトを設置するだけでも、棚全体を照らしやすいです。ガラス棚は光を反射しやすいため、ショーケースのような高級感も出せます。
ただし、ライトが強すぎると反射が眩しくなることがあります。その場合は、調光機能で明るさを抑えるか、光源が直接見えない位置に設置しましょう。
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飾り棚を美しく見せるには、テープライトだけでなく、スポットライト、ダウンライト、ブラケットライトなど、空間に合う照明を組み合わせることが大切です。EL JEWEL LIGHTINGでは、世界26ヶ国、240ブランドの照明を取り扱っており、コレクションやディスプレイを美しく見せる照明も幅広くご提案しています。
棚を照らすバーライト、ガラスやアートを引き立てるスポットライト、空間全体を上質に見せるブラケットライトやペンダントライトなど、理想の見せ方に合わせて選びやすいのが特徴です。量販店の限られた選択肢で妥協する前に、まずはカタログで理想のディスプレイ空間に合う照明を探してみてください。
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眩しさを防ぐ貼る位置のルール
飾り棚の照明は、どこに貼るかで眩しさが変わります。光源が直接目に入ると、コレクションよりライトの眩しさが気になってしまいます。この不快な眩しさをグレアといいます。
グレアを防ぐには、目線の高さに合わせてテープライトの位置を変えましょう。
目線より高い棚は手前側に貼る
目線より高い棚では、下から棚を見上げることになります。この時、棚の奥にライトを貼ると、LEDの光が直接目に入りやすくなります。
そのため、目線より高い棚では、棚板の手前側の裏にライトを貼るのがおすすめです。手前側に貼って奥へ向けて照らすと、光源が見えにくくなり、飾ったものを自然に照らせます。
目線より低い棚は奥側に貼る
目線より低い棚では、上から見下ろす形になります。この場合は、棚の奥側の裏にライトを貼ると、光源が目に入りにくくなります。奥から手前へ光を出すことで、棚の中が自然に明るく見えます。
目線より高い棚:手前側の裏に貼る
目線より低い棚:奥側の裏に貼る
目線と同じ高さ:光源が見えない位置に隠す
棚を見る時の目線を基準に貼る位置を決めると、眩しさを防ぎやすくなります。
ミラー背面の棚は手前から奥に向けて照らす
背面が鏡になっているコレクションケースでは、照明の映り込みに注意しましょう。棚の奥にテープライトを貼ると、鏡にLEDがそのまま映ってしまうことがあります。この場合は、手前側のフレーム裏にライトを仕込み、奥に向けて照らすのがおすすめです。
また、鏡に光源が映りにくくなり、コレクションの正面も明るく見えます。ミラー付きのケースでは、光を「どこに当てるか」だけでなく、「鏡に何が映るか」も確認しましょう。
配線を隠すと完成度が上がる
飾り棚の照明は、本体よりも配線が目立ちやすいです。そのため、ライトがきれいに点いていても、コードがだらんと垂れていると生活感が出てしまいます。お店のような仕上がりにしたいなら、配線まで整えましょう。
テープライトは下地を作ってから貼る
テープライトを貼る時は、いきなり棚に直接貼るのではなく、下地を作ると安心です。特に、塗装された棚や化粧板に強い両面テープを直接貼ると、剥がす時に表面が傷むことがあります。
マスキングテープを下地にして、その上からテープライトを貼ると、後から位置を変えやすくなります。ただし、素材によってはマスキングテープでも跡が残ることがあります。必ず目立たない場所で試してから貼りましょう。
コードは棚の奥や支柱に沿わせる
電源コードは、正面から見えない場所に通しましょう。基本は、棚の奥の角、支柱、フレームに沿わせることです。
また、コードを最短距離で垂らすと、正面から見えて生活感が出やすくなります。そのため、白い棚なら白いコード、黒い棚なら黒いコードを選ぶと、背景になじみやすくなります。
配線フックやモールでたるみをなくす
コードが途中でたるむと、見た目が一気に雑になります。そのため、透明な配線留めフックや家具の色に近い配線モールを使って、コードを固定しましょう。
配線モールとは、コードを中に通して隠すカバーのことです。コードを数十cmごとに固定すると、正面から見た時にすっきりします。配線が見えなくなるだけで、もともと照明が組み込まれていたような完成度に近づきます。
まとめ|飾り棚照明は光源と配線を隠すと高見えする
飾り棚をギャラリーのように見せるには、コレクションに合わせた照明選びと、光源を見せない配置が大切です。テープライトを使う場合は、LEDの粒が見えにくい乳白カバー付きやシリコンチューブ付きのタイプを選びましょう。
また、大切な本、フィギュア、ポスターを飾るなら、熱や紫外線の少ないLED照明がおすすめです。特に、木製棚やスチール棚では各段に照明を付け、ガラス棚では上からの光を活かすと、棚全体がきれいに見えます。
眩しさを防ぐには、目線より高い棚は手前側、目線より低い棚は奥側にライトを貼るのが基本です。最後に、配線を棚の奥や支柱に沿わせ、フックやモールで固定すると、生活感が出にくくなります。迷った時は、次の順番で確認してください。
- 1. LEDの粒が見えない乳白カバー付きを選ぶ
- 2. コレクションを守るためにLED照明を選ぶ
- 3. 白飛びを防ぐため調光機能付きを選ぶ
- 4. 長時間点灯ならコンセント式かUSB給電式にする
- 5. 木製・陶器は2700K〜3000Kを選ぶ
- 6. ガラス・フィギュアは4000K〜5000Kを選ぶ
- 7. 木製棚は各段に照明を付ける
- 8. ガラス棚は上からの光を活かす
- 9. 光源と配線が見えない位置に隠す
このポイントを押さえれば、飾り棚のコレクションをお店のように美しく見せやすくなります。