【記事】照明器具にも寿命がある?!正しい知識で安全に使おう
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照明器具にも寿命がある?!正しい知識で安全に使おう

日常生活に欠かせない照明器具。しかし、照明にも寿命があることをご存知ですか?実は照明器具本体そのものに明確な寿命はなくても、内部の消耗部品には耐用年数があり、それが実質的な寿命となることがあります。
今回は、照明器具の中でも特に劣化しやすい配線コードやソケット、トランス、LEDテープといったパーツに注目しながら、安全に使うためのポイントを解説します。

照明器具の一般的な寿命は?

切れる
壊れる

照明器具には本体自体の寿命はないものありません。しかし、配線コードやソケット、トランス、LEDテープなどは基本的には約10年が点検・交換の目安とされています。
この10年という目安は、通常使用を想定したものです。そして、以下のような特殊な環境下では寿命が短くなる可能性があります

飲食店などの厨房エリア
油や湿気がソケット・配線に付着しやすく、通電不良や絶縁不良を引き起こす可能性があります。
最低でも5~7年ごとのメンテナンスが推奨されます。

浴室や洗面所
高湿度環境下では錆びやすく、防水仕様でない照明は特に劣化が早まります。

屋外設置の照明
紫外線や雨風にさらされることで、コードの被覆が硬化しひび割れが発生しやすくなります。

劣化しやすい照明器具の構成部品

部材
消耗

ソケット
長期間の使用により接点が摩耗・腐食し、接触不良や発熱の原因になります。ソケット内部が黒ずんでいたり、変形している場合はすぐに交換を検討しましょう。
ソケット交換についてはこちら

配線コード
経年劣化によって被覆が硬化・ひび割れを起こし、漏電やショートを引き起こす恐れがあります。特にペンダントライトや移設した照明でよく見られます。
配線コードの交換についてはこちら

トランス(変圧器)
昇圧・降圧を行う部品で、寿命や発熱に注意が必要です。PSE未対応品などを流用するのは危険です。

LEDテープ・モジュール
一体型の場合は交換ができず、暗くなってきても器具ごと交換しなければならないことがあります。

照明器具を安全に使うための3つのポイント

1. 定期的な点検と交換をする

修理
メンテナンス

配線の硬化、ソケットの焼け、器具内部の錆びなどが見られる場合は、すぐに使用を中止しましょう。
10年以上使っている照明器具は、外見に異常がなくても内部では劣化が進んでいる可能性があります。

2. 使用環境に適した器具を選ぶ

湿気や埃が多い場所では、特に防湿・防塵性のある器具が必要です。配線やソケットが露出しているデザインの照明は、こうした環境下ではトラブルのリスクが高まります。

3. 購入後に改造しないこと

一部のユーザーが電源コードの延長やソケットの変更を自己判断で行うケースがあります。しかし、これは非常に危険です。なぜなら、照明器具は構造・素材・絶縁性などすべてが計算されて設計されています。

劣化が進んだ照明器具の見分け方

点かない
破損

これらの症状が出た場合は、速やかに使用を中止し、専門業者に相談するか買い替えを検討しましょう。

使用時にジジジ…という異音がする

照明の付け根部分が熱くなる

プラグやコードにベタつき、ひび割れがある

まとめ

照明器具には見えない部分に劣化が潜んでいます。安全な生活環境を維持するためには、見た目だけでなく内部の部品にも注目し、使用から10年を目安に点検・交換を行うことが大切です。
特殊な設置環境では、さらに短いスパンでのメンテナンスを心がけましょう。
しかしながら、消耗品で、寿命が来たら交換の必要がある配線コード、トランス、ソケット、LEDテープなどは、器具の仕様によって交換ができない照明もあります。
その場合は、それらの消耗品の寿命が照明器具本体の寿命になってしまいますので、長く愛用したい場合は、それらの消耗品の交換が可能か、購入前に確認してみるのも良いでしょう。
適切な知識と習慣で、長く安心して照明をお使いください。

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