【記事】届いたけど使えない?海外サイトの照明を購入する場合の3大注意ポイント!


届いたけど使えない?海外サイトの照明を購入する場合の3大注意ポイント!
近年、おしゃれで個性的なデザインが豊富な海外サイトの照明を購入する方が増えています。しかし、「せっかく届いたのに使えない…」というトラブルが非常に増えています。
この記事では海外サイトで照明を購入する際に必ず注意すべき3つの重要なポイントを詳しく解説します。
LED照明の種類を理解しよう


まず、LED照明には大きく分けて「電球タイプ」と「集積タイプ」の2種類があります。どちらのタイプかによって注意すべき点や対応方法が異なります。
・電球タイプ:電球が独立しているため、日本国内での交換が可能。
・集積タイプ:LED素子が器具と一体化しており、交換ができないタイプ。
以下では、それぞれのタイプごとの注意ポイントを解説します。
1.電球タイプは日本の電球を使用すること
海外仕様の電球は、日本の電圧(100V)や規格に適合しないことが多く、そのまま使用すると電圧が異なるため暗くなる、早く切れるなどの問題が発生します。
日本国内で販売されているLED電球を購入して取り替えることで、正常に使用することができます。
※取り扱いの電球一覧はこちら。
2.集積タイプはトランス(変圧器)の有無と性能を確認する


集積タイプの照明はトランスが必須です。トランスが付属していない場合、電圧が異なるためすぐに破損して使用できなくなりますので、器具にトランスが付属しているかを必ず購入前に確認しましょう。
ただし、海外製品のトランスは日本のPSE検査を通していないため、電気用品安全法に抵触します。
さらに海外製のトランスでは日本で調光ができないことが多いため、調光機能が必要な場合は日本製のトランスに交換する必要があります。
日本製のトランス交換は、型によってはかなり高額になったり、その海外照明に適応できるトランスが日本に存在しない場合もあります。また、交換したとしても調光が使えない場合もないわけではありません。また照明器具の仕様によってはトランスの交換自体ができない場合もあります。
したがって、知識のある専門業者以外が集積LEDタイプの照明を海外サイトなどから購入するのは、非常にリスクが高いと言えるでしょう。
※PSEマークについてはこちら。
3. 集積LEDタイプは経年劣化で徐々に暗くなる
集積タイプのLED照明は、年月の経過とともに少しずつ暗くなっていく特性があります。
LED素子が器具に組み込まれている仕様のため、そのテープ状の集積LEDの交換は器具の設計によってできる場合とできない場合があります。交換できない場合は、照明器具ごと買い替える必要があり、交換できる場合でも、専門業者による集積LEDの交換作業はかなり高額になるため買い替えたほうが安くつく…ということもあるでしょう。
以上のことから、集積タイプのLED照明器具は長年愛用していくのには向いていません。購入時には何十年も使える照明ではないと割り切って、デザインの流行を楽しむくらいのつもりで購入するとよいでしょう。
まとめ
海外サイトで照明を購入する際には、「電球タイプなら日本規格の電球を購入」「集積タイプのトランスの確認」「集積LEDの経年劣化」の3つのポイントに注意が必要です。これらのポイントを理解し、日本で安心して海外の照明を楽しみましょう。